TakuoAoyamaさんの映画レビュー・感想・評価

TakuoAoyama

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ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.5

「ありがとう/紗羅マリー」

寺のおっさんの台詞が良かった。「過去は変えられない。でも過去の意味は変えられる。」

(2017年製作の映画)

3.5

主題歌「ワンルーム/yonige」
絶妙な距離感。

かぞく(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

父が失踪し、母までも自殺したマコト(吉沢亮)、内縁の妻ハルカがニュースに出ていた殺人犯?だと知ったケンジ(永瀬正敏)、妻を亡くし、子供2人を海岸に置き去りにしまタケオ(小栗旬)、自分を認めてくれる女性>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

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原爆の父、オッピーことオッペンハイマーの伝記映画。

原爆の功績を称えられて米国を救ったのにも関わらず、当時の米国内の赤狩り(ソ連や中国の共産主義(赤)を恐れ赤を排除する動き)により、FBIに共産党員
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.5

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主題歌「満ちてゆく/藤井風」

サイモン&ガーファンクルの同名曲からインスピレーションを受けたタイトル。四月に出会った彼女は時が過ぎ、去っていってしまう歌。

ストーリーや演出は正に既視感有りだが、こ
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

2.5

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主題歌「どろん/King Gnu」

成田凌の怪演は相変わらず凄いが、それ以外は単なる千葉雄大か白石麻衣のファンのための映画。

偽Mということは予想外だが、それでも犯人は一目瞭然。そして最高に突っ込
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

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高齢者社会、尊厳死、安楽死の問題に踏み込んだ社会派作品。

だが、監督の敢えての演出なのか、PLAN75が成立した背景や目的が明示されてる訳でもなく、主人公角谷ミチ(倍賞千恵子)を始め、PLAN75に
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何者(2016年製作の映画)

4.0

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主題歌「NANIMONO feat.米津玄師/中田ヤスタカ」

意外に評価が低いことにびっくり。就活(それも当時の)を経験した人としてない人、SNS(特にTwitter)が身近な人とそうでない人で評価
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

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主題歌「むこりった/パスカルズ」

パスカルズの知久寿焼はホームレス役でも登場。

荻上直子が2019年に発表したオリジナル長編小説を自身の脚本・監督で映画化した作品。

"ムコリッタ(牟呼栗多)"は
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.5

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主題歌「幽けき/崎山蒼志」

中国地方から北海道の山地や亜高山・高山のジメっとした森林内に咲くサンカヨウ(山荷葉)の見頃は5~7月頃。 花言葉は「親愛」「親愛の情」「清楚な人」。

乾いている時は花が
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

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リアリティ溢れるストーリーと台詞回しで演出家としての手腕を見せつけた初長編映画「わたし達はおとな」に続く、加藤拓也のオリジナル脚本・長編映画2作目。

行く宛のない感情、ギスギスした空間には「ドライブ
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.0

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主題歌「キラーワード/childspot」

映画のために描き下ろされた主題歌は、世に溢れている軽はずみな言葉で人を傷つけ、また自身も傷つく。そんな危険な側面も受け止めつつ、言葉の持つ意味や大切さを提
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.5

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人気ドラァグクイーンのリッキーがパンドラ・ボックスの舞台で薬物の過剰摂取から突然死してしまう。
リッキーの母メイベリン・メトカーフ(ジャッキー・ウィーヴァー)は息子と絶縁状態だったが、訃報に心を聞き、
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市子(2023年製作の映画)

3.5

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ロケ地は和歌山県だが、舞台は東大阪。

杉咲花と若葉竜也の名演技コンビ。杉咲花は泣く演技、若葉竜也は自然体の演技が上手。中村ゆりのヤサグレ母も森永悠希の気持ち悪さも良かった。

離婚後300日問題(母
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

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戸籍交換系のお話。

「愛したはずの夫は、まったくの別人でした」

このキャッチコピー通り、谷口里枝(安藤サクラ)は離婚し、息子悠人と故郷の宮崎県日向に戻り、谷口大祐(窪田正孝)と出会い、再婚するも、
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半世界(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後まもなく開館した福岡中洲大洋映画劇場。2024年3月末にその78年の歴史に幕を閉じるその老舗映画館の恩返し興行で鑑賞。

阪本順治の脚本・監督のオリジナル作品。

三重県で父親から受け継いだ備長炭
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

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主題歌「この長い旅の中で/Saucy Dog」

"52ヘルツのクジラ"の声はどんなに叫んでも誰にも聞こえない。それは母親に虐待され、強制的に父親の介護をさせられてきた"きなこ"、母や周りの人に性的マ
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

戦後まもなく開館した福岡中洲大洋映画劇場。2024年3月末にその78年の歴史に幕を閉じるその老舗映画館で鑑賞。

1985年の元ブロードウェイでの舞台作品を原作にスピルバーグによってリメイクされたミュ
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OUT(2023年製作の映画)

3.0

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主題歌「HIDEOUT/JO1」

ドロップ井口達也(倉悠貴)の後日譚。

全体的には東リベを想起してしまう既視感溢れるヤンキー映画。が、何故か寝技多め。

ヤンキーの中に囲まれる強気な美少女は同じく
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

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主題歌「生きのばし/The ピーズ」

珍しく永野芽郁のヤサグレ役。シイノに彼氏ができたら自殺するとか言ってしまうメンヘラ女、マリコ。その死んでしまったマリコの遺骨を奪い、その後はシイノとマリコ(骨)
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こっぴどい猫(2012年製作の映画)

3.5

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モト冬樹生誕60周年記念作品ということで、映画の終盤のモト冬樹演じる作家先生を主役としたしっちゃかめっちゃかの還暦祝いパーティー@スナックでリンクさせる。

妻に先に逝かれてしまった心優しいパパが緩や
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さまよう刃(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後考えていた。自分だったらと。殺してしまってもおかしくない。

まだ子供のいない刑事織部は、他の被害者の父親の様子を見て、長峰に肩入れしてしまう。そして踏切で見つめ合うシーンに誰しもが息を飲む。
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.5

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主題歌「東京/JUJU」

東野圭吾原作、阿部寛主演による「新参者」シリーズ完結編。

主人公加賀刑事の蒸発した母親と舞台演出家内縁の夫になった男性が、実は前妻の借金から逃げ実の娘の殺人を隠すために名
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

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16mmフィルムのざらついた映像が特徴的。

PMS(月経前症候群)の藤沢(上白石萌音)とパニック障害の山添(松村北斗)は、それぞれが前職でのトラブルにより、偶々職場の同僚となる。

最初はお互い相容
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

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主題歌「紅/Little Glee Monster」

関西弁の綾野剛のスタイリッシュなスーツ姿は完璧だった。

「キレイなもんしかアカンかったら、この街ごと全滅や。」

聡実の合唱祭と狂児のカラオケ
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g@me.(2003年製作の映画)

3.5

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主題歌「It's all a game/ZEEBRA」

どんでん返しのどんでん返しのどんでん返しという東野圭吾っぽい作風。

藤木直人と仲間由紀恵が若くて容姿端麗。

古臭くてダサい台詞や演技も今観
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.5

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主題歌「don't cry/LIGHTERS」

HARIBOがめちゃ、出てくる

昼顔ばりにドロドロの不倫劇を演じた4人が、カンタの子猫4匹を分けあって、記念写真を撮るラストは秀逸だけど何だかほっこ
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