ケロ松

インドシナのケロ松のレビュー・感想・評価

インドシナ(1992年製作の映画)
5.0
人の生と愛と歴史が、否応もなく絡み合い、翻弄されながらも力強く生きていく様が、壮大なスケールで描かれた映画だと思った。カミーユはその後のインドシナ戦争、さらにベトナム戦争の中でどのように生きたのかなと、勝手に続編を想像して途方も無い気持ちになった。
ただ、ベトナムの景色もカトリーヌドヌーブも凄く素敵なんだけど、逆に言えばそこがオリエンタリズム的で、フランス目線すぎる感はあり、もっともっと、カミーユやベトナムの人々の目線がしっかりあるとよかった。(カトリーヌドヌーブの語りで進む映画なんだから、それやったらブレちゃうし、しょうがないと思うけど。)
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