ポンコツ娘萌え萌え同盟

名月走馬燈のポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

名月走馬燈(1951年製作の映画)
3.1
序盤に明らかにこれから波乱起きそうなカップルの惚気を見せられて案の定事件をきっかけに、殺人を犯した巳之吉とお糸が離ればれになる。

テーマとするならば「選択」だろうか。恋と未練の情緒の物語何だけど、巳之吉の取った選択は後のケースの事考えると明確に謝っている。
まあでも誤らないと作品が本作は成立しないけど。
とはいえ選択に対して個人の情緒や未練の感情やその時の状況は無視できない部分ものでこの場合は誤った選択に行くのも変な話ではないが。
特に2回目の選択の誤りは未練が大きかった結果による作用も大きいだろう。

ただそれにしても殺人を物語に書いてるにしては罪と罰の方面から見れば微妙。別に離れ離れが罰とも捉えられなくないけど。
だが死を描写したところは至る所にあるのに対して殺人をしたという罪の意識の重さはあまり感じないのが残念だ。
まあたぶんそれをテーマにしてないのもあるんだろうけど。