ごろり

バトル・ロワイアルのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「今日はみんなに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」

原作小説は読んだことないんですけど、この映画は小学生の頃に兄と一緒に観て中学生になるのが本当に怖くなったトラウマ映画ですww
中学三年生で修学旅行に行くときも少し身構えちゃいましたww
今まで何度も観てるんですけど、やっぱり面白いですね!!
緊張と緩和の緩急が素晴らしい傑作だと思います_(:З」∠)_
わいは漫画版も大好きで特に中学三年生に見えない上級生とその上級生を人体解剖学の本を読んだだけでボコボコにしちゃう桐山君が堪らないですww
完全になろう系主人公ですよねww
あと中学生の頃は8巻を友達の間で回し読みしてましたね( ՞ټ՞)デュフフ

新世紀のはじめ、ひとつの国が壊れた。
完全失業率十五%突破、失業者一千万人 不登校生徒八十万人
自信を失くした大人は子供を恐れ、やがて、ひとつの法案が可決された。
新世紀教育改革法【通称BR法】

ジュゼッペ・ヴェルディ「レクイエム」の「怒りの日」が流れながらのこの字幕、この時点で怖いですよね(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
何が起こるの!?!?という不安感が半端ない!!
そういえばエヴァの旧劇場版と使用される音楽が一緒だったり、アスカ役の声優 宮村優子さんがルール説明をするお姉さん役で登場してたりするんですけど、影響受けてるんですかね??

序盤から終盤まで緊張と緩和の緩急が素晴らしくて観てる人の感情をジェットコースターのように揺さぶってきます_(:З」∠)_
めちゃくちゃ怖いシーンやクスッとできるシーンが何度も交互にやってきますよねww
特に序盤はビートたけしさん演じる教師キタノがその役を担っているように感じました(;//́Д/̀/)ハァハァ
おチャラけてたりとぼけてたりするんだけど、残虐なことをするあのバランス感に初見では笑っていいのか怖がっていのかわからなくなって、感情がバグりますww

藤原竜也さんや前田亜季さんなどの生徒も序盤はこの残虐なゲームに染まっておらず戸惑ってるのが◎
目の前で人が死ぬのに「大丈夫かよ?」と声をかけたり他人事な感じがなんかリアルですよねww
観てる人がツッコミを入れたくなっちゃうような笑えるシーンが多いのもいいですねww
狩る者、狩られる者、協力する者、裏切る者、足掻く者、諦める者などなど様々な生徒が描かれていくので114分の映画ですが退屈することなく観ることができます(;//́Д/̀/)ハァハァ
安藤政信さん演じる桐山、柴咲コウさん演じる相馬、覚悟があり狩る側にまわったこの2人を軸に他の生徒も徐々にこの残虐なゲームに染まっていってしまうギャップが堪らないです_(:З」∠)_
めちゃくちゃ若い安藤政信さんがカッコよすぎて目が離せなくなります(;//́Д/̀/)ハァハァ
台詞一切なしで人を楽しんで殺しまくるヤバいキャラ演じてるんですけどねww

わいのお気に入りキャラは2人!
1人目は桐山に日本刀で首切られて手榴弾咥えされられて爆弾にされちゃう織田君!
桐山にサブマシンガンで撃たれたけど防弾チョッキで無事だったときの「防弾チョッキ様様だぁーww」は観終わった後言いたくなる台詞NO.1ですね!!
2人目は学級委員長の元渕君(;//́Д/̀/)ハァハァ
「1=2a/-b±2/b2乗-4ac
みんなヤル気なんだ・・・・・・
いいよぉ?やってやるよぉ!
生き残って・・・生き残っていい高校入ってやるよぉ!!」
みたいなこと言いながら襲ってくるときの表情がキマッてて最高でした(;//́Д/̀/)ハァハァ

凄くキツい描写の多くて残酷な映画なんですけど、ラストの「走れ」からのED曲 DragonAshの名曲「静かな日々の階段を」でなんか清々しく前向きになれちゃうのが不思議ですね_(:З」∠)_
最初のアコギの音聞いただけで少し泣きそうになっちゃうんですよねww
ごろり

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