さぃもんす

バトル・ロワイアルのさぃもんすのレビュー・感想・評価

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)
4.5
藤原竜也の若い頃の演技を見たくて鑑賞。
今でもかっこいいおじさんだが、若い時は可愛すぎる(つд∩)演技力は今と変わらず迫力満点。20歳そこそこでこの人を惹きつける演技は素晴らしい。今でも見る顔がちらほらいたが、やはり今でもいるだけあって初々しさの中に輝くものがあった。


自分で好んで見た一番古い映画は1998年のもの。その次が2002年。
自分の中で2000年より前の映画は見ない。理由は画も荒いし、話も古臭いから平成生まれの自分には合わないから。2000年初期だとまだまだ上記の理由に当てはまるからもっと言えば2005年より前は好んでは見てなかった。

2000年でこんな過激でぶっ飛んでいて、でもちゃんと社会風刺している映画があるって事に驚いた。今この映画が作られても面白くない。2000年に制作されたということに意味があり、藤原竜也が演じたということに魅力がある。

サバイバルゲームだから茶番感は確かにある。人死にすぎとか血出過ぎとかね。でもその中にちゃんとしたメッセージも含まれていた。

あんな頑張って生き残ったのに、いやむしろ国から皆んなを殺せって要求されてやったのに、殺人者扱いなのね。せっかく帰ってこれたのに逃亡し続けなきゃいけないのは可哀想すぎる…。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

食べてるものは同じなのに子供はどんどん賢くなっていく。理由は文明が発達したから。幼少期からネットの世界に触れられるようになった。教科書は電子化。話しかければ電気がつく。ボタンを押せば掃除をしてくれる。それが当たり前の中で生きている。かつてはテレビが出来たことさえも古い人間は驚きだったのに、今はそれが当たり前。そうなると昭和生まれ、平成生まれ、令和生まれの3世代はどんどん考え方が交わらなくなっていく。

内定を蹴ってYouTuberになる。高校生で転売を駆使し月収20万越え。
昭和生まれには考えられないだろう。
挙げ句の果てに小学生で企業。
子供が大人を超える時代はもう来ている。

少子化で子供が少なくなってきているにも関わらず、子供はどんどん知恵をつけ大人の言う事を聞かなくなる。

殺し合いをしては子供が減ってしまうので国は困るが、このまま子供を野放しにしておくと大人は知恵のついた子供にいいように使われるようになる。近い未来子供を制圧する政策が作られるかも( °_° )
さぃもんす

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