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猟人日記のnekosukiのレビュー・感想・評価

猟人日記(1964年製作の映画)
3.8
Amazonプライムは傑作邦画の宝庫でレンタルショップにない作品が観れたりするので気に入っている。

“戸川昌子"原作の「猟人日記」は文字通り女性を狩る倒錯癖の男性が登場する。彼は女性との一部始終を日記に書いていてノートのタイトルが“猟人日記"なのは失笑もの。

エロ小説ではなく、れっきとしたサスペンス。関係を持った女性が次々に殺されるのだがアリバイが別の女性との情事なので証明のしようがなく窮地に陥る。

内容が内容なのに“中平康"監督の手腕でアートな仕上がり。主役の“中谷昇"がなかなかのイケメンなのにも驚いた。
ナンパの際に二世を演じて片言の日本語を繰り出すのだが、芝居じみていてお粗末に感じた。

彼の獲物になった女優さん達が、当時は駆け出しでも今では有名女優なのには時の流れを感じるし、アパートもインテリアも調度品も古すぎるために昭和レトロで良かった❗
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