nekosukiさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(258)
ドラマ(7)

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

先に、“ビリーブ未来への大逆転”を観て感動したので
本人出演のドキュメンタリー「RBG最強の85歳」はとても分かりやすかった。

私達は死ぬ為に生きているのだが、意思を持って生きることの素晴らしさが伝
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冒険者たち(1967年製作の映画)

3.8

海を借景にした映像が切なくて、余韻が残るラストシーンが秀逸で、フランス映画の良いところをてんこ盛りにしたような作品。


女性を挟んだ男二人の友情と命の儚さを描いているが、こんな男女関係に憧れる。
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

WOWOWで放映されたものを録画観賞。
“三船敏郎”主演、“黒澤明”監督作品で前年の「用心棒」の続編に当たる。

タイトルの“椿三十郎”の椿の花が本編では効果的に使われていてオシャレだと思った。
“織
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

親子なら血の繋がりがあるが、夫婦は他人。所詮、相手の考えていることなど分かりはしないのだ。

結婚5年目の夫婦、突然の妻の失踪で夫は真相を探ろうとするが事件は思わぬ方向へ。

最初は巧くミスリードされ
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ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.6

海外ドラマ「BULL法廷を操る男」を観ていて、似たような設定の映画があったことを思い出した。

「BULL」は弁護士が被告側を有利に導く頭脳戦を展開するのに対して、この「ニューオリンズ・トライアル」は
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母という名の女(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

女性は母親になった途端に聖女になると思っている人がいるが、それは幻想だと思い知らされる作品。
女性の私からしたら、男性監督が作っているだけに逆説的に心に刺さる。

言えることは、“そうならないように”
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フランス式十戒(1962年製作の映画)

3.8

ずっと前に、地上波の深夜の映画劇場で観賞。 
私は吹き替えを好まない質で期待しないで観始めたが想像以上の面白さだった。

“ジュリアン・デュヴィヴィエ”と言えば、フランス映画界を代表する巨匠で“淀川長
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.8

“高倉健”の演技を買っていなかった私は、先に原作を読んで感動したので、映画を観てみよう!となった。

原作では死んだ幼子が“年頃の娘の姿”になって“ぽっぽや”の前に現れたくだりで号泣したが、映画でもそ
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黒い牡牛(1956年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に映画劇場で初見。淀川長治氏激押しで号泣した記憶がある。内容をうろ覚えだったが、最近TSUTAYA発掘良品で見つけて再観賞し、こんなに内容だったか?と改めて感動した。

貧しい牧夫の息子“レオ
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.5

“アルフレッド・ヒッチコック”の「私は告白する」から着想を得て製作された本作は、劇中でも台詞の中に「私は告白する」という文言が効果的に使われている。

G8経済相会議の前日、出席者のひとり“経済のスペ
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エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

4.0

毎日番組表と首っ引きで1週間先のWOWOWシネマの録画予約するのだが、この作品は聞き覚えがなくてスルーしていた。
ある時、フィルマのレビューで高評価なのを発見し慌てて録画予約した。

私は無類の動物好
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ラスト、コーション(2007年製作の映画)

3.8

YouTubeにあがった過激なベッドシーンのみが独り歩きして、肝心の内容がお座なりにされてきた感が否めないことを残念に思ってきたが、私自身観賞するに至るまで時間を要した。

監督の“アン・リー”は過去
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真実(2019年製作の映画)

3.2

私にとって、“是枝裕和”は当たり外れがある監督だ。

“万引き家族”“そして父になる”“誰も知らない”は当たり。
“三度目の殺人”と“真実”は外れの方だと思っている。

“真実”というタイトルの自叙伝
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.5

息子は劇場で。私はNetflixで観賞。
福岡で今年2月に観たものが、もうネット配信とは。早過ぎはしないか?
当時の息子の感想は「冗長!」とだけで
素っ気なかった。

私は時代設定がとても好みで古いア
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5

角川出版2代目の"角川春樹”が自社の書籍を拡販するために仕掛けたプロジェクトの一環として映画を製作したもの。

そうそうたるキャスト、監督"市川昆”で当時は大作扱いだった。
過去の因縁に纏わる殺人事件
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

4.0

言わずもがなの"ダニエル・デイ・ルイス”の高い演技力はさておき、実在の画家"クリスティ・ブラウン”の自伝に基づく実話だと知って驚嘆した。

実は叔母の友人(博多駅そばで喫茶店を営むご夫婦)に男のお子さ
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.8

"山田洋次”初の時代劇監督作品で海外でも高く評価された。
当時はアカデミー外国語映画賞に絡むかと期待したが残念ながら叶わなかった。

私にしても、作家"藤沢周平”を知るきっかけになった記念すべき作品と
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私に近い6人の他人(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

凄く好きな映画だった。皆様のレビューを読みながら、そう言えばVHSだったと思い至った。

音楽をヤル人は天性の勘の良さで演技も上手いことが多い。ウィルスミスは元々ラッパーでそれが当てはまる。
この映画
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観たとき、何故か"ドストエフスキー”の「罪と罰」が頭に浮かんだ。
金貸しの老婆を殺した"ラスコーリニコフ”が清純な娼婦"ソーニャー”に出会って犯した罪を悔い改め魂の救済を得る物語だ。
私には
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

那の津のKBCシネマは二つしか"箱”がない。そこで超過密に単館作品を上映する。「ボーダー 二つの世界」を観た時に隣の"箱”で上映されていたのが本作だった。スケジュールの都合で観ないで帰ったのが心残りだ>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.5

ほんとはイケメンなのに必死にオタク少年を演じる"アーロン・テーラー・ジョーンズ”が超絶カッコよかった。アヒル口の"クロエ・グレース・モリッツ”も負けず劣らず可愛いい。

極彩色のユニフォームも素敵な、
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用心棒(1961年製作の映画)

3.8

「用心棒」はマカロニウエスタンに勝手にリメイクされて黒澤監督が激怒した曰く付きの作品で、後に"ブルース・ウィリス”主演でラストマン・スタンディング」のタイトルでもリメイクされた。

時代考証等のめんど
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

"三船敏郎”主演、"黒澤明”監督作品。WOWOWで放送されたモノを録画観賞した。
"芥川龍之介”の「羅生門」も「藪の中」も既に読んでいてあらすじは知っていたのでタイトルが「羅生門」なのは正直違和感があ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

息子がこの映画を劇場でリアルタイムで観て、推しが凄かったが、私は横着してYouTubeにあがった字幕無しの韓国語版動画を観てお茶を濁していた。

やはり、台詞が分からなければ内容も何となくしか理解でき
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

3.8

WOWOWで録画観賞。
以前にBSプレミアムで観たときより心なしか画質が良い気がする。

冒頭の岩場のシーンは採石場の跡地なのか?"よくぞ見つけてきたな"、と思う。

この映画からスター・ウォーズの構
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.5

サクッと観れる女性バディームービー。
結婚を期に事務官になった元女性刑事と義妹の女性刑事が薬物を使った性犯罪を撲滅する。

女性だからと侮ってはいけない。
アクションも頑張ってる。

カメオ出演の俳優
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

"シェークスピア”原作「マクベス」のリメイクの中でも黒澤監督の「蜘蛛の巣城」は海外で特に評価が高い。

舞台を日本の戦国時代に置き換え、能の様式を取り入れた映像が斬新だ。
能面に似せた表情や畳を摺り足
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野良犬(1949年製作の映画)

3.8

"三船敏郎”生誕100年プロジェクトの一環としてWOWOWで"三船敏郎”の特集が組まれた。今月16日から2週に渡って放送される作品群を漏らさず観賞してBlu-rayに残す予定だ。
今日は未見の「野良犬
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海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.6

他人には言及しないが、私自身は人生の末期に延命治療を要求しない。ただし、痛みの緩和はお願いしたい。好きな映画を観たり、本を読んだりして過ごしたいと思っているから。

映画では首から下が麻痺しベッドで過
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.0

名作と言われていて、観なければ!と思っていたが、観た後で割りきれなさが残った。

相思相愛の夫婦。
夫が事故で性的不能に陥ってしまうが
妻に他の男との性交を指示し、その一部始終を話すことを求める。
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.2

"ブラック・ダリア事件”とは1947年にアメリカで起こった有名な猟奇殺人事件。
発見された時の遺体は、ウエストで切断され、口角が切り裂かれ、体には拷問の跡があったという。血が抜かれ、ガソリンで洗浄した
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.2

"黒澤明”監督作品。これまで何度観たことか。世界の映画人を驚嘆させた映像に息を飲む。
黒澤監督の絵コンテを見た人なら分かると思うが細部まで手を抜かない映像の訳がストーンと府に堕ちる。
練りに練られた構
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スリーピング ビューティー 禁断の悦び(2011年製作の映画)

3.0

"川端康成”の原作を読んだことがあるので舞台が西洋だとどうなるのか?軽い好奇心から観賞した。

"川端康成”はノーベル文学賞受賞後はまるで精彩がなくなっていた。

揚げ句に純文学の領域を離れて色っぽい
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真夜中は別の顔(1977年製作の映画)

3.5

たぶんリアルタイムに映画館で観賞した記憶がある。
その時のタイトルは「真夜中の向こう側」だったと思う。

「ゲームの天才」以来、「シドニー・シェルダン」は誰もが読む作家でベストセラーが多数あった。
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作の特異性から映像化のハードルは高かったと思う。

市場で働く母親が、その場で私生児を生んで動物の肉と一緒に葬りさろうとする場面を、どんな風に映像化するのか凄く気になったがカラーのトーンを落として原
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

作家"森瑶子”のイチオシだった"ルース・レンデル”にひと頃ハマった。作品のひとつ「ロゥフィ-ルド館の惨劇」は文盲がキーワードだったが「愛を読むひと」もそれが鍵になっている。

文盲(読み書きができない
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