特濃ミルク

オズの魔法使の特濃ミルクのレビュー・感想・評価

オズの魔法使(1939年製作の映画)
3.7
 「まるでオズの魔法使いのような…」と、あまりにも引用されることが多いので見てみた。原作未読。
 調べてみると原作の挿絵はすごく可愛らしい感じだが、この映画はそれをほぼオール実写で表現しちゃっているので、正直キャラクター達がすごく不気味だ。今で言うところの漫画原作の実写化失敗みたいなもんで、原作のイメージが強い人は怒るだろこれ笑。
 さて、結論から言うとすごく王道で古典的なファンタジーだった(当たり前か)。
 日常に少し不満を持ちつつ、ふしぎな世界に迷い込んだ少女が、仲間を増やしながら旅をして、大きな目的を達成する。そしてそこで得た財産を日常に持ち帰る…。
 古典的な、あまりに古典的なストーリー。もはやファンタジー界の王道というか、幹線道路である。夥しい引用の数からも分かるが、その影響力はすさまじい。(まあこの「オズの魔法使い」自体も大きな流れの一つなのだろうが…)千と千尋や昔話の桃太郎なんかも同型だ。なぜかは分からないが、王道ファンタジーはこの構造をとらざるを得ないんだろうな。本当になんでなんだろう。
 
 
 
 

 
 
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