記録
『オズの魔法使い』は、ウィリアム・ジェニングス・ブライアンの人民党キャンペーンのための寓話だったらしいので、改めてみることに。
きびしい不況にあった中西部の農民がドロシー一家であり、東西の悪い魔女たちは東海岸と西海岸の銀行たち。
カカシは負債の罠から逃れるための脳みそをもたない農民を、ブリキの木こりは農民と連帯して行動するあたたかい心をもたない産業プロレタリアートを、臆病なライオンは介入する勇気をもたない政治家を表象しているらしい(「負債論』デヴィッド・グレーバーより抜粋)
映画では黄色のレンガ道、銀の靴、エメラルドの都、不運な魔女に関してはただのルビーの靴となっているらしい。