「皆　この街の奴隷なんだ」

　警察署殺人課課長のマイク・ギャラガーが愛人との一夜を過ごした翌朝、近隣で数人の男女が惨殺されている事件現場を発見する。マイクは捜査を開始するが、この事件の裏には巨悪の影がちらついていた。

　『ダイ・ハード』の原作者ロデリック・ソープの小説『レインボー・ドライブ』の映画化。
　こんないい加減な邦題を付けられて、原作者も草葉の陰で泣いていることでしょう。

　登場する銃器はどれも本物を使用しているというこだわりよう。
　しかし、肝心のスーリーがあまり面白くなかった。
　食い違う被害者の数とか、電話に全然出ないマイクの奥さんとか、スパイグッズのようなペン型の銃とか、何らかの伏線かと思いきやなんてことなかったし、やたらと人物名が会話に出てきて、誰が誰やら分からなくなってくる。
　そして予想だにしなかった驚きの結末!　思わず「嘘だろ……?」とつぶやいてしまったよ。

アクション映画だけどバットエンドというなんともな作品
ピーター・ウェラーが何故主演したのかも謎

ペン型銃だけ印象に残る作品でした。

2001.6.3 ﾃﾚﾋﾞ