たたみ

KUJAKU 孔雀のたたみのレビュー・感想・評価

KUJAKU 孔雀(1998年製作の映画)
3.0
すっげー久々に見たのに、かなり細部を覚えているなー。10代の時の記憶の定着力は凄まじいな。。笑

10代の頃は感覚オンリーで、カッケー映像!ぐらいのノリで見てたけど、今見ると90年代!なセンスのつるべ打ちで、ちょいと微笑ましい笑
映画としてはモロにウォン・カー・ウァイ手法なんだけど、ただでさえ起承転結的な作劇が希薄なウォン・カー・ウァイをさらに10倍に希釈したみたいな感じで、ストーリーらしいストーリーは全くない。オシャレイメージ映像の数珠繋ぎのみで出来てる珍品。
まあ、端正な映像ばかりなんで、飽きずに魅せてくれる。

一個だけ発見があったのは、実質の主役である不良白人ケヴィンが、クリストファー・ドイルの想いを仮託したキャラなんだろーなー、という点。
様々な意味で居場所のない異邦人であり、狂騒に身を委ねるしかやり場がないとゆうスタンス。沁みるーっ!
たたみ

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