2nd viewing
デジタルリマスター版
☆□ウィリアム・ハートと言えば過ぎる作品、フィルマを始めた年に観たので初回の日は浅いです。観る前の高揚感とは裏腹に少し拍子抜けしています。それはすべてのエピソードが前向きに捉えられるけど尻切れ蜻蛉で「結果」が想像に任せているからかな。結局主演の二人の肉付けを見せて最後のエピソードに注ぎ込むと言うかこのエピソードを描きたい為にそこまでのシナリオを作ったように感じてしまった。
かと言って傑作には変わりありません、毛嫌いされるタバコがこの作品では人と人を繋ぐ絆になっている、なんでも形で残るよりも煙の様に消えてしまった方がいい誤解や蟠りもあります。曇りガラスの向こう側は素直になれば見えてくる、その人のもつ優しさが。
Digression:ハーヴェイ・カイテルの声がデ・ニーロに似ていませんかね。
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