そば茶

スモークのそば茶のレビュー・感想・評価

スモーク(1995年製作の映画)
4.2
嘘と本当と秘密。人生は時に甘く、時に苦い。

人は善い一面も、悪い一面も持っている。そういったことを超えて、誰かと向き合い、誰かを受け入れようとするが、つかめそうで掴めなせてくれない。タバコの煙のように、するすると指の間をすり抜き、ふわっと消えていく。でも、それでも、間違いなくそこにあったものだってきっとある。日々の写真のように…

じわじわと心が暖かくなってくる映画。最後のエピソードの部分は原作で読んだばかり。原作にもあるクリスマスのエピソードを映像化したシーンはとてもよかった。

原作者であり、この映画の客が本を書いたポール・オースターが大好きなので、かなり期待していた。悪くはないけれど、歳をもっと重ねてからの観る方が心に響く映画のような気がする。

クリスマスのうちに観ようと慌てて観たけど、思ったよりクリスマス要素は少なかった。
そば茶

そば茶