このレビューはネタバレを含みます
ハービーの描き方が見事だと思った。登場時は鼻につく野郎だったのに、終盤にかけて、どんどんと「悪」に傾いていくにも関わらず、魅力的に感じ、感情移入してしまった。
また、バットマンビギンズの色々な伏線を回収していくのも観ていて楽しかった。特にレイチェルの結婚の件は唸った。前作を観ていなくても充分楽しめるだろうが、観ているとその2倍、3倍楽しめるように思う。
そして何よりもジョーカーの魅力よ。噂には聞いていたが予想を遥かに超えてきた。ある種「絶対悪」的存在として描かれているのに、なぜこんなにも魅力的なんだろう。ハービーが闇落ちしていく様は痛ましかったが、それもこのジョーカーの魅力が観客に十二分に伝わるからこそ、成立するんだろうな。
こうなると2019年の「ジョーカー」を見直したくなってくるなあ、、
