くろまめ

ダークナイトのくろまめのレビュー・感想・評価

ダークナイト(2008年製作の映画)
5.0
クリストファー・ノーランのバットマンシリーズの中でも1番ファンが多いのがこの『 THE DARK KNIGHT』でしょう。
私ももちろん、コレが1番好き!



ヒース・レジャーの鬼気迫る迫真の演技は鳥肌モノです!
彼の様な素晴らしい役者をもう観られないなんて、悲し過ぎ…(T^T)
ジェームズ・ディーンといい、リヴァー・フェニックスといい、何で素晴らしい役者は生き急いでしまうのか…



今までジャック・ニコルソンのジョーカーがイメージにあったけど、ヒースのジョーカーを観たら、もう私の脳にはジョーカーはヒースでインプットされてしまった。



それくらいインパクト大。
話し方とか笑い方の奇妙さと不気味さも、いきなり声音を変えて話したり、コスプレしたり、目的が分からずクレイジーな所もジョーカーの魅力満載!
心理を上手く操る姑息さも、コイツ怖いなーって身震いしてしまう。



今回からヒロイン交代してレイチェル役がマギー・ギレンホーンになるんだけど、バットマンシリーズの残念な点って考察に必ず上がる『 ヒロインがブサイク説』。
いや、マギー可哀相過ぎでしょ。
確かにケイティと比べたら劣るけど、しょうがないでしょ。ケイティ降板しちゃったんだから。
マギーで我慢しなきゃ。
そりゃあ、大富豪とスター検事2人に取り合いされるには何故?って思うけど、大切なのは中身でしょ。って優しく許してあげようよ。
どうせ、今回限りだし。



今回はジョーカーのマスコミを使った手段のお見事さと、爆弾を使った心理戦に、思わず拍手したくなる。
ラストの戦いはもうジョーカー観られなくなるのかぁ。って悪者なのに、名残惜しさまで出るから不思議。



そして、まさかのハーヴィー・デントにアーロン・エッカート!大好き!
確かに、マスクで覆ったら、口元クリスチャン・ベイルに似てるかも!
舌を巻くくらいのやり手検事なのに、女で悪に早変わりとは正義はどこに?
ジョーカーとトゥーフェイスを被せて来るなんてやるよねー。
コインがキーアイテムに上手く使われている細さには素晴らしい!の一言です。




今回はハイテクが半端なかった。
あの映像化するのがリアルで使われていたら、もう逃げ場無いよね。
モーガン・フリーマンの人道的な考えが立派だった。




マイケル・ケインの手紙のシーンは最後までどうするの?!ってドキドキしちゃったけど、流石は経験して来た重みが違う!
ブルースの為を思う行動が素敵だった。



船のシーンも名シーンって言って良いと思う!
ボスのセリフ格好良すぎでしょう!
人間捨てたモンじゃないな。って思うよね。



ラストのゲイリー・オールドマンのセリフに思わず涙が零れた。
題名にそんな伏線があったなんて!
センス良過ぎ!
まさか、バットマンで泣かされるなんて!やられた!



この『 ダークナイト』はヒーロー史に残る名作になる!と私は勝手に思ってます。
観てない人は絶対観て!
ただし、『 ビギンズ』からな!(しつこい)
くろまめ

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