「ダークナイト」を観た。
なるほど！タイトルから「バットマン」を取ったのもうなずける。
これはバットマンじゃなくバットマンに形を借りた「狂気」の映画。
ヒース・レジャーの演じるジョーカーがすごい。
ジョーカーの言動、演技、全てに引き込まれた。
これが彼にとって遺作になってしまったのが悔やまれる。
ぐいぐいとストーリーに引き込まれひさしぶりにラストまで緊迫感で心臓を鷲づかみされた。
“悪”とは何か、“正義”とは何か。立場かかわると曖昧になるその危うさ。
練りこまれたすばらしい脚本だけでない、出演者の気迫の演技に予想以上に面白かった。
上映時間152分もなんのその！
あっ ティム・バートンの「バットマン」も大好きだけどそれはそれ。別腹！この圧倒的なリアルな狂気に打ちのめされた。
（過去鑑賞レビューから転載：2008年08月15日）
