鬼才クリストファー・ノーラン監督の最高傑作。
・実写撮影にこだわったアクション
・ハンス・ジマーの素晴らしい音楽
・俳優たちの名演技
・キャラクターに見事にハマっている
キャスティング
そして、なにより素晴らしいのが、ジョーカーを演じたヒースレジャーの怪演。
ヒーロー映画にとって悪役というのは絶対的に驚異的でなければなりません。
そうでなければ、緊張感が生まれないからです。
バットマンの、人を殺さないという
信念＝弱点を完璧に突くことで、驚異的な悪役を描けていました。
何を映すか？ ではなく、 どう映すか？
にこだわったキャラクターの映し方や
素性がまったく分からないことによる恐怖感を、細かな姿勢や仕草、表情などで繊細かつ大胆に演じきる姿は圧倒的。
完璧な役作りをし、観客を魅力したヒース・レジャーはヒーロー映画では初であるアカデミー賞を受賞。
しかし、公開半年前に、薬物中毒により、還らぬ人に。。。
助演男優賞を受賞した際に、名前が呼ばれた瞬間、その場にいた全ての人がスタンディングオベーションで彼を讃える光景に思わず涙。
映画史に衝撃と感動を与えた素晴らしい演技でした。
ご冥福をお祈りいたします。
