このレビューはネタバレを含みます
ヒースレジャーのジョーカー、
魅力的すぎる悪役‥
ジョーカーみたさに、バットマンビギンズから三部作を見始めたんですが、
期待してた以上でした!
主人公やストーリーが霞んでしまうほどのジョーカーの存在感!
いや霞むと言う表現より、
全ての土台にジョーカーがいるような、絶対不可欠な存在。
まさに怪演!
純粋な悪意が、ほかの悪役とは一線を画し、
不可解な存在として心に染みを残す。
ただ遊びたいから。
理由がないから訳も分からないし、理解もできない。
引っ掻き回して引っ掻き回して混乱の渦にして、
金も何もいらない、そんな怖いもの無しの狂気。
緑の髪と上質なスーツに革靴、
下手に塗りたくった白い顔面に、
赤くはみでた唇。
不愉快に幼稚で、底なしに計算高い。
悪さえも彼の手のひらで踊らされる。
主人公をこれほどまでに叩きのめしていく悪役は今までいたでしょうか。
もう、主人公といって差し支えないほど。こんなに悪役のシーンを巻きもどしてみたのは初めてです🙄
この映画で一番優雅に、自由にゴッサムシティを飛び回っていたのはジョーカーに思えました。
パトカーを奪って窓から天を仰ぐシーンなんて、温泉に浸かるかのような、気ままさ。
いろんな歴代のジョーカー、(ジャックニコルソンとか)がいるそうだから、いろいろみてみたいと思うけど、多分このジョーカーが一番好きな気がする‥
ヒースレジャーはジョーカー役にのめり込みすぎて、歯車が狂ってしまったとか。
歴史に残る一本だと思いました。
(ジョーカーが留置所で笑いながら殴られるシーン、
地下道路でトラックから銃を撃ちまくるシーン、
ぞくぞくするほど好きでした〜。
絶〜っ対自分の街にはいてほしくないけれど‥
病院の爆破のシーン、アドリブと聞いていたからより楽しめました‥!!)