牛丼狂

つみきのいえの牛丼狂のレビュー・感想・評価

つみきのいえ(2008年製作の映画)
2.0
アカデミー賞の短編アニメ部門で日本初受賞作品。12分という短い時間で、水位が上がり続ける街に住む老人の一生を回想形式、言葉なしで描く。
下の部屋にいくごとにそのときを追憶するという構成がよい。現在は過去を積み重ねたうえで成り立っている、ということを端的に表現できている。
その追憶にはけっしてドラマ性はない。普通の人生なのである。街を離れないのはわかる。しかし老人のたんなるノスタルジーにすぎない。キレイな物語だ。だが、キレイすぎるのである。
牛丼狂

牛丼狂