toriten45

バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲のtoriten45のレビュー・感想・評価

3.1
前作の『バットマン フォーエヴァー』('95)に引き続き本作もジョエル・シュマッカー監督が手掛けてます。この2作はC. ノーラン版にはなさそうな「ピョーン」って効果音なんか普通に入れちゃって、コメディ要素が強めです。ただ本来のバットマン(昔のテレビ・シリーズ)に一番近いのは、シュマッカー版の2作かもしれないですね。『バットマン/オリジナル・ムービー』('66)を観て確認してみるとわかるのかな?なにしろ近年のバットマンはダークが深まる一方ですもんね。そう考えるとコメディ要素はちょっと意外、ってなるのはわかります。

前作のワチャワチャした雰囲気で耐性ができたので今回は普通に楽しめました。なによりもJ. シュマッカー版の2作には相棒ロビンが登場してくれるのがうれしい。これも昔のテレビシリーズだとコンビでの活躍が普通でした。

本作のバットマンは前作のヴァル・キルマーに変わってジョージ・クルーニーが演じ、バットマンチームにはロビン以外に、執事アルフレッドの姪と言う設定でバットガールが登場。バットガールを目にしたのは初めてでした。

ヴィラン側はフリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)やポイズン・アイビー(ユマ・サーマン)、そしてあのベインと一気に3人登場します。ユマ・サーマンはなかなかの色気を醸し出していましたね。ベインは残念なキャラになっていますが意外キャラの登場に「お!」となり嬉しい驚きがありました。

前作に引き続き愉しげに悪事を働くヴィラン達が可笑しく、展開も早く、気楽に観れましたが時間尺2時間越えはしんどかったです。
toriten45

toriten45