尿道流れ者

ザ・クラッカー/真夜中のアウトローの尿道流れ者のレビュー・感想・評価

3.8
夜な夜な宝石専門の金庫破りを嗜む中古車ディーラーのフランク。足を洗ってカタギになろうとするフランクが女との生活のため、世話になった男を刑務所から出すため、マフィアからの危険な仕事に手を出したのが運の尽き。マフィアのボスに追い詰められていくが、堪忍袋の緒が切れた男は全てを捨てて復讐にでるという任侠感たっぷりのストーリー。

金庫破りのシーンが想像とは反対に豪快で新鮮。ドリルで穴を開けたり、高熱で焼き切ったり。
その一方、銃撃シーンは丁寧で繊細さを感じるもので急なハードボイルド感に血が沸き立つ。

妻を逃がし、手に入れた全てを爆破して復讐に向かう哀愁たっぷりの姿。兄貴感たっぷりの男臭い映画だった。