ポール・トーマス・アンダーソン監督作品。
ヘンテコな物語ですが、最後まで見入ってしまいますね。
1890年代から1920年代にかけてのアメリカが舞台。
1人のアクの強い訳の分からない人物の半生を通じて、アメリカという国の影、石油採掘の暗部が垣間見られます。
狂気を孕む脇役を演じたら最高のポール・ダノも、登場するだけで不穏。
結局、主人公ダニエル・プレインヴュー(ダニエル・デイ・ルイス)とは、いったい何者だったのか。
この時代の石油採掘のやり方、
油井の制御、
土地買収する際の騙くらかし方、
などなどがめちゃくちゃおもしろかった〜
当時のアメリカの宗教の描写も興味深かったです。