このレビューはネタバレを含みます
よくある天才の周りが騒がしくて、大人がのめり込んでいく映画かと思いきや、ジョッシュの才能なんてかすむほどに周りの大人たちメインのお話になっていった。もうそこでけっこう「ああ、じんわりといい映画だなあ」と思わされるのだが、
最後の最後に主導権はジョッシュに移り、初めてはっきりした自我で引き分けを申し込むところなんかもう、周りの大人たちの影響を受けながらも、しっかりと自分を育てていったんだなあ、とじんわり。
どんなふうに子供を育てるのかは大きな課題なんだけれど、才能を伸ばしてやることも親の勤めなんだけれども、自分の子供であっても他人であることに気づけないといけないんだよ。そうなんだよ。
それを演じる大人たちの豪華なこと、豪華なこと。全員なにかしらの映画で脇役を勤めていた人たちががっちり土台を支えている。この映画はその人たちの力によって、素晴らしくなっているだろう。
もっとも映画ファンとしては同窓会のような楽しさもあったけれどw