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ボクは五才のseapony3000のレビュー・感想・評価

ボクは五才(1970年製作の映画)
5.0
芥川隆行のナレーション育ちなので耳に心地よく、人生の数日間のはじまりになんだか太郎同様に勇ましい気持ちになりながらみた。負けず嫌いで泣き言ももらさず知恵を駆使して大阪へと近づきまた戻りまた近づき。虹の橋渡って埠頭のタイヤのなかで寝小便。スケッチブックの記号をひとつひとつ着実に通過してついにペプシの大看板。庄司歌江師匠が丼もの持ってきてくれてる間に窓ガラスに灰皿ぶつけて疲労とともに泣きながらふて寝。連絡ちゃんとしてほしい不安にさせすぎの父・宇津井健登場。駅員に船員に掃除夫に、働くおじさんたちも目立つことなくさりげなく描かれていてグッとくる。
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