Senki

真昼の決闘のSenkiのネタバレレビュー・内容・結末

真昼の決闘(1952年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

あっという間の85分だった。
ストーリーも複雑でなくて分かりやすかった。

最後まで自分の正義を通して、しかも生き残った主人公に対して、街の人々は汚い物には蓋をするというような態度というか、ごろつき達を何とか街から遠ざけようと自分達だけ助かろうとしていて、
ボスが死んだのを確認したらそれまで通りに誰一人居なかった町の人達が一気に出てくるのにはゾッとした。
誰一人として主人公に協力しなかったのに、助かった途端の喜びよう…。

主人公のバッチを捨てるカットも印象的。町の人たちからの扱われ方に対して主人公の気持ちがこもってるかのように見えました。

ストーリーのテンションとしては、ごろつき達との決闘からの町の人たちが出てくる所が盛り上がるのかな、と思ったけれど、
盛り上がりを感じたのは列車が来る前の遺書を書いているシーン。
その前からちょこちょこ出てきている時計も聞いていたんだけど、そのシーンで時計に恐怖を感じて面白かった。
決闘シーンはそれなりにはらはらしたんだけど、ボスの死が結構あけっけなくてびっくりした。

西部劇、時代劇の特性なのか分からないけど、音楽というか効果音?が大仰に分かりやす〜くつけられているのに日本の時代劇を見ているような感じがした。
このベタな感じ。
それはいいとして、主題曲?が沢山のシーンで流れていてそれがとても陽気なんだけどいくらなんでも流れすぎなのでは?
歌詞になにか意味があるのだろうか?

纏まりのないレビューですが、見終わった直後のリアルな感想でした。
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