「日本が沈没する話」
往年の名画を修める。
なんて心持ちでは見ておらず、ふとアポカリプスものが見たくて視聴。シンゴジラ10回は見てる僕にとってはよい。
「私(庵野)は好きにした」の所在をものすごく感じられる逆輸入的一作。てかD作戦ってそのまんまオマージュビーコンなのでは。暴力×ハッピーミュージック(無声)というお家芸はここが原点なのかな。
コーヒーを茶せんで立て最後に愛と画くことでおなじみの藤岡弘、若かりし頃はやっぱかっこいいんだなぁ。
シンゴジラ文脈ありきで語ってしまうけど、やっぱりこの日本沈没も群像劇であり、ていうか本作の主人公は博士なのでは?と思う節がある。
畏怖の対象が自然なのか、神獣なのかという違いで見てみると、かたやゴジラという映画史に鎮座した屈強な器に擬人化することでよりわかりやすくなっている。