『アイス食べ放題大会、開幕ーーーー。』
いいねー
いいソリッドシチュエーションスリラー
すごい開放感()だけど、建付けはCUBEのそれだと思う。みんなが役職や能力を持ってて、的確にそれっぽいムーブする感じ。
子どもたちの目覚め、生々しさ。
赤ちゃんの声はすごくゾクッとした。
(音とか砂とか演出は優れていて、赤ちゃん本人は起用しないのめっちゃ上手いと思う)
厳正なお医者先生がバカになっちゃうの超いいな。
でも不思議と、一人またひとりとダメになっていく場面は少し早すぎて呆気にとられてしまった。圧巻と呆れみたいなのの中間で、絶妙なB級スリラー感が出てんのかなー。
背虫女あたりから、雑なB級スリラー感が増してきて、香ばしくなってきたなァー!
と思ったら一生分の愛憎がビーチで終わりを迎えて、尊いなぁなんて思わされたり。
忙しい映画だぜ。
悪の枢軸が何らかの組織な感じ、CABINみが高い。2020年代の悪玉は製薬会社なんだね〜。
いい奴もいけ好かない奴もでっかいフラグ立てながら死んでいく。主人公家族だけがなんだかんだ救われる。なんとなく聖者がいる感じもCUBEを思い出すナ。
散々B級なぞりきった挙げ句、終わり方だけ地上波海外ドラマかなんかみたいなの、すごく節操なくて笑っちゃった。
監督、シックスセンス撮った人なんだね!
ソリッドシチュエーションといえば、お金ない気鋭の監督が一旗揚げるものだとばかり思ってた。
どおりで手の込んだ演出が多い一方で、稚拙なようにも思えるベタなスリラーが目立つわけだ。大御所のおでん芸みたいな、もはやわざとやってるだろって感じで受け止めました。