GibbsOge

ベルリン・天使の詩のGibbsOgeのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.0
生きている人間にしかできない事柄を実感させられる。何かに触れたときの手ざわり。色。匂い。痛み。
それらを感じることが自分がこの世に生きていることの証明である。その実感を再確認させてくれた作品。

予期せぬ未来の中で決断すること。それも全ての未来を知る天使たちにはできず、生きた人間にしかできないこと。
いまの自分は、あらゆる過去の決断の上でなりたっている。些細な行動の選択も決断が伴うことに無自覚に生きていた気がする。
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