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ベルリン・天使の詩のemuのレビュー・感想・評価

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)
4.5
20150530


PARIS,TEXASでの、人間だからこそ、相手のことを自分を通してでしか見ることができないし愛せない、だから本当に愛しているのならば立ち去るしかない、という結びから3年後の、Der Himmel über Berlin では、それができる、永遠の存在である天使が、それでも人間になりたいと願って、そして人間として、一体となることができるという結びへ

なんというか救いの物語だとおもう

対象の幸福をただただ願い、愛するならば立ち去るしかない、すなわち傍観者であるしかない、という相手への自分を疎外した愛だけが正解なのではなく、ふたりで何かを共有することで、相手のみでなく自分をも包み込む、一体となった愛をつくることができる、!

人間であることを選択して、自分の物語を諦めないでいたい
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