スパイダーマン1,2を手がけたサム・ライミ監督のデビュー作「死霊のはらわた」です。
名前からして、いかにもホラー、ですが、やはり年代が年代なだけに、怖さの感覚が現代と違う感じです。
一昔前は、アクティブな幽霊や超常現象系が、人々の恐怖を駆り立てたんだと思います。エクソシストしかりチャイルドプレイしかり。
ただ、悲しいかな、今では、無口な殺人犯に追い詰められるのがアメリカンホラー。「我は地獄から蘇りし最凶最悪の亡霊なり！！」なんて言われても困っちゃいますよね。
しかし感心させられるのが、20年前に作られたにも拘らず現代に負けず劣らずの特殊メイク。後半で見られる、取り憑かれた女性の笑みの不気味さと言ったら、今の映画で主役（霊側）の座を奪えるほど。
霊の結末の描写も、CGは使わずに全て手作業。あれはCGは表現できないです。
当時見てたら怖かったんだろうと思います。
