TRPGの元祖とも言われるダンジョンズ&ドラゴンズの映画化。
2時間の中に、たっぷりのキャラクター、世界観、ステージが盛り込まれていて、ボリューミー。
仲間集めから必要なアイテム探しまで、ドラクエのよつなお使いゲーな部分をテンポよく再現。それぞれのクエストも、コメディからアクション、スニーキングや知能戦とバリエーションがあったので単調感もなく楽しめた。
特にこの作品の中で1番の見所は、馬車のシーン。むしろこのシーンをTikTokで見て本作が気になったほど。
これ撮影陣やキャスト陣も、よく理解できないまま撮影していたらしい。確かに重力が逆転していたり、向きが逆だったりとどこがどうなってるのか訳がわからなくなりそう。
僕らは完成品を見ているから納得して楽しめるが、撮影時はこの取り方で合ってるのかも不安になりながら撮っていそう。
唯一100%理解していたのは監督たちだけだったらしい。とは言え、見事にパズルを組み合わせて完成させたのは、本当にすごい。
ストーリーもアクションもシンプルだったけど、丁寧に作り込まれており、最近のファンタジーの中ではクオリティーの高い作品だった。