【あらすじ】
セバスチャンは傲慢だが優秀な科学者で、アメリカ軍から依頼され、チームを率いて「透明人間になり、かつ元に戻れる方法」を研究していた。動物実験には成功し、残りは人体実験だけだった。セバスチャンは自身の手柄とすべく、自ら実験の被験者になることを選んだ。無事に透明人間になることはできたが、元に戻れず、失敗を繰り返すばかりだった。ストレスの溜まったセバスチャンは透明人間であることを利用してイタズラを繰り返すが、やがてそれはエスカレートしていき…、というストーリー。
【感想】
「透明人間」という昔からのテーマを真っ向から扱って映像化した作品。ケビン・ベーコンの傲慢さと有能さを兼ね備えたセバスチャンがハマリ役。嫌な人物ではあるが、どこか魅力を感じて見入ってしまう。テクノロジーを盛り込んだ作品はやはり現代になるほどCG技術の向上などで見栄えは出てくるが、本作に関してはコンピューターの古臭さなどはあってもよく出来ていて（CGも当時にしてはかなり良かったのではないだろうか）、公開から20年以上だった今観ても面白い。
