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忍術大坂城
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『忍術大坂城』に投稿された感想・評価

Hiro
2.6
前編後編の最終話。

大蛇と半魚人みたいな怪物🧌が出てきますが1959年の里見八犬傳にも同じやつが出てきます。

楽しい楽しい作品でした☺️
『忍術真田城』に続く後編。

ご存じ、チート忍術使い・猿飛
佐助に里見浩太朗。主演だが、
『少年猿飛佐助』では真田幸村
だったのに、家来に降格(?)。
霧隠才蔵には山城新伍。

襲い来る家康配下の妖術使い!
普通に戸を開けて出入りする事
も良うせんヤツら同士で(笑)、
「―――いえぃっ!」と
印結び&気合いで戦うぞ!!☆

敵味方双方、如何にして術を
封じるかを鍵としての攻防が
展開する。

従って、術頼み一辺倒では無く
いつものチャンバラもしっかり
魅せてくれる。♪

城内に現れた大蛇や半魚人に
キャーキャー喚いて大混乱する
大坂城!!(笑)
あの半魚人ってどこの妖怪モノ
からの流用なのかな…?

合戦では忍術を自ら封印して、
正々堂々と刃を交える、佐助と
才蔵。男前だな!

冬の陣で勝利を収めた十勇士の
凱旋で、本作は雄々しくその幕
を閉じるのであった…。♪

…そう、“ここで”終わりなのも
悲しいお約束。☆
(2026年7月31日鑑賞)

【史実変えずにギリギリを攻める?!最後の最後まで家康は悪役!】

 昭和36(1961)年1月に公開された第二東映最後の映画です。『忍術真田城』の直接の続編です。冒頭前編のダイジェストから始まります。そのまま佐助と才蔵がそれぞれ危機的状況に陥っているところに来ると、なぜかすんなりと危機を脱して逃げ延びます。

 大阪城では浪人が集まってきています。大阪冬の陣が近いです。後は軍師を待つのみですが、既に玄魔斎が大阪城に入り込んでいました。一方、駿府城では甲一号が組み立てられていました。それは従来のニ十倍もの威力をもつ大砲でした。勝ち戦を確信した駿府城の秀忠と天海は大宴会を開きます。

 志乃は芸人に化けて大宴会へと入り込み、佐助の術を封じている天海僧正の払子を奪い取ろうとしますが失敗します。志乃を助けに佐助が斬り込むと天海は何と甲一号を佐助に向けます。この危機に才蔵が駆け付け、払子を奪い取られた天海は法力がなくなります。佐助は忍術で甲一号を爆破して天海も倒れます。

 一方大阪城へ忍び込んだ玄魔斎と桔梗の精は美女に化けて色仕掛けで浪人達をたぶらかしては殺していきます。玄魔斎達は井戸に毒を投げ込み、城中は大混乱になります。幸村は佐助と才蔵を大坂城へ向わせます。一方家康は真田城に桔梗の精と玄魔斎を送り幸村を暗殺しようとしますが、真田十勇士の活躍で失敗します。

 大阪城では佐助達が浪人の中に入り込んでいる徳川方のスパイをあぶりだして重成が捕らえています。家康の前で玄魔斎と桔梗の精は佐助と才蔵を打ち取ることを誓います。

 この二部作では忍術・妖術合戦が見どころになるのですが、登場人物達が語る顛末と画面の表現が整合していないことが多く、なかなか特撮シーンに苦労した結果なのではないかな?と思いました。例えば玄魔斎が最後の手段として大阪城を混乱に陥らせる手段なのですが、妖術で何人もの命を呑みこんでいたのを吐き出して違う人間になると言っているのに、なぜか画面では佐助と才蔵の姿に化けるという手に出ています。多分残念ながら最初の玄魔斎の設定を映像化できなかったのでしょう。

 但し、それはそれで本物と偽物がそれぞれに闊歩することになって城内大混乱ですから大成功で面白い展開です。佐助と才蔵に化けて秀頼に近づいて襲ったり、毒で武士達を皆殺しにしたりします。大阪城には佐助と才蔵のニセモノだけでなく妖術で大蝦蟇や大蛇、それになぜか半魚人までが出現して大混乱になります。佐助と才蔵はどのように妖術を打ち破るのでしょうか。

 真田十勇士のお話は当然最後まで描けば悲劇になりますが、この映画はギリギリの線で冬の陣までを描きます。真田十勇士の活躍は唯一ラストの戦闘だけです。映画は豊臣方が徳川方に「負けなかった」という意味でのハッピーエンドを迎えます。なかなか楽しい前後編でした。