上海十月

ミンボーの女の上海十月のレビュー・感想・評価

ミンボーの女(1992年製作の映画)
4.0
Tever「神回だけ見せますシーズン3」でマスクマン見たんでガッツ石松連続だ。スピルバーグ、リドリー・スコットそして伊丹十三と巨匠に愛される鈴木ゆうじ。劇場公開時以来かもしれない。1992年は実質バブル崩壊が始まった年だと記憶している。先日NHK BS 世界サブカルチャー史 欲望の系譜シーズン3日本編を見ていたので本作を見ながら鮮明に当時の記憶が蘇る。バブルは、闇社会が一般社会の市場に参入し境目がわかりづらくなった時代でもあった。企業舎弟がメインの時代。警察も頂上作戦で対抗してたが市民にも影響が広がるので暴力団規制法を実施した2ヶ月後に公開。伊丹十三のプロデューサー感覚が素晴らしい。そして、こうすればヤクザを撃退するというのを細かく説明していく。この辺りが余計なことしやがってとヤクザ関係が怒りを持ったのではないかと。ズブズブな五社英雄は、製作段階で危険を予想している。かなり取材しているはずなので、自分の事が題材ではないかと思ったヤクザがいたとしても不思議ではないですね。今は、半グレが凶暴化していて、ヤクザ組織の様な分かりやすさは、現在ない。
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