友人の命と自分の親指、どっちを選ぶか。
娼婦ばかりを狙う猟奇的連続殺人事件に街が震撼している中、大学院生のマーティンは、あろうことか死体安置所の夜警のバイトを始める。
はじめはビクビクものだったマーティンだったが、次第に仕事にも慣れていく。しかし、そんな矢先、安置所にあった死体の一つが何者かの手により移動させられているのを目撃する。そしてその日からマーティンの身に恐ろしい災難が降りかかるのだった。
本作は1994年製作のデンマーク産ホラー映画『モルグ』のリメイク。『モルグ』の監督自らがリメイク作も監督してます。
死体安置所が舞台ということで、雰囲気は問題なく怖い。こんなところで警備員の仕事なんて、毎日が肝試しのような感覚か。
ちょっと頼りなさげな主人公を演じるユアン・マクレガー、恋人役のパトリシア・アークエット、悪友役のジョシュ・ブローリン、事件を追う刑事はニック・ノルティ、その部下にジョン・C・ライリー、見るからに怪しい医師役にブラッド・ドゥーリフ等々、役者陣も多彩な顔触れ。
まあ、期待以上とはいかないまでも、サスペンス・ホラーとしては普通に楽しめたかな。
しかし一番可哀想だったのは、オープニングで巻き添え食らって死んじゃったあのインコだったな。あれは酷い。