偏屈爺さんと小さな女の子が幻の蝶を探して山の旅へ。この設定からして期待する全て、いやそれ以上が85分に詰まっていた。
お爺さんと女の子の会話がとても興味深い。世界の真理を伝えるのに難しい言葉はいらないのだ。自分もきちんと失敗を重ね、傷ついてきたからこそ生まれる言葉が胸を打つ。
生と死について。愛について。社会の不条理や人間の矛盾について。旅をしている間に出会う人々にも、大人社会が垣間見える。厳しい現実も描きつつ、すべて包みこむような優しい視線の映画だった。小学校高学年くらいの子にも観てもらいたい。
ぶんさん、ご紹介ありがとうございます☆
⚠️蝶のお話なので、芋虫や蛹も出てきます。苦手な方はご注意を。