鍋山和弥

ロミオ&ジュリエットの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あの有名な物語、『ロミオとジュリエット』の、現代版(この当時の)。よくできてるが、気になる所と言えば、『ロミオとジュリエット』独特の、詩的なセリフが、この作品の、作風と、マッチしてないため、違和感を、感じる。古臭いセリフ回しで、この当時の、現代が、舞台という、古臭いのか、斬新か、よく分からない、違和感。何となくだが、そう感じる。セリフ回しを、もっと、現代的に、できなかっただろうかと、感じた。上映時間は、『ロミオとジュリエット』にしては、短めだが、短めになってる理由は、カットされてるシーンが、かなりあるためな、気がする。『ロミオとジュリエット』の、ストーリーが、うっすら、頭に入ってるから、気になる。たぶん、上映時間を、短くしろと、言われたのではないかと思う。つまり、監督の、拘りというより、商業ベースに、したのではないかと思う。一番、気になるのは、『ロミオ』と『パリス』の、墓場での、決闘シーンが無い。あれで、大分、削れてる。三角関係が、強調される、大事なシーンな、気がするから、作品に、拘るなら、あった方が、いいのだが、・・・・。会話シーンを始め、話は、テンポ良く、進むのだが、それが、作品から、重々しさを、軽くしている。『ロミオとジュリエット』は、重々しいストーリーの、はずなのに、・・・・。何となくだが、現代版にしましたじゃ、済まされない、作品のマズさが、結構たくさん。多過ぎて、例に挙げると、キリがないくらい。ただ、この作品を、この当時の、現代版として、見るのではなく、現代要素を、ふんだんに取り入れた、ファンタジーとして、見れば、作品は、楽しめる。だから、作品を、楽しむって意味では、点数は、高めにした。
鍋山和弥

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