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ロミオ&ジュリエットのharu3uのレビュー・感想・評価

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)
4.5
誰もが知っている古典の名作を過激でポップにアレンジした、現代版「ロミオとジュリエット」
モンタギュー家の若者がアロハを着ている(もちろんロミオも)のに対し、キャピュレット家は思いっきりラテン、神父の背中には十字架のタトゥー。ただし台詞は古典そのままなので、チンピラたちが詩的で大げさな台詞を叫ぶちぐはぐ感が、個人的にツボでした。もっとも古典のストーリーをそのまま現代劇に持ち込んだ分、無理も出てきます。殺人を犯して追放で済むなんて現代では有り得ませんし…。

とはいえ、バズ・ラーマンの世界観に、美しい主演のふたりのロマンティックな悲恋。違和感は拭えずともぐいぐい引き込まれました。
有名な水槽越しの出会いのシーンもですが、この作品は音楽が本当に素晴らしい。EDに使用されたレディオヘッドのExit Musicも大好きです。
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