フラワーメイノラカ

愛の花のフラワーメイノラカのレビュー・感想・評価

愛の花(1920年製作の映画)
3.3
クローズドサークルモノだけあって、見せ場の緊張感が良い。代表作扱いされてる諸々でみせたトンチキな表情芝居はどこにいったのか。情感たっぷりに動いてくれる。サラッと絵画的表現を入れてくるのがホントに上手い。
水中撮影のクオリティは黎明期ということでご愛嬌ではあるものの、脚本に違和感なく絡ませてある。
他の作品でも観た手法だが、2人並んだカット(状況説明)と1人アップになるカット(内面描写)の照明の使い分けが、サスペンス劇の演出として冴えている。