カラン

セレブレーションのカランのレビュー・感想・評価

セレブレーション(1998年製作の映画)
5.0
実業家の父の60の誕生日を祝うパーティーは父のホテルで行われる。方々から長男、次男、長女、他に多数の客が集うが、次女は自殺した。多数集まった宴席の場で鬱屈とした想いを抱えた子供たちが父に復讐を始める。。。


映画が純潔であるための誓いである「ドグマ95」の首謀者によるシリーズ1作目。お祝いの席でいい歳の人たちが、なじりあったり、脅かしたり、幽霊に出逢ったり、セックスしたり、殴ったり、拘束したり、人種差別チャントを歌ったり、しまいに父を朝食の場から退席させる。ベルイマンの『ある結婚の風景』とトリアーの『メランコリア』を合成した感じだろうか。ハーモニー・コリンにも大きな影響を与えたと思う。

ミニDVカセットで撮っている。80%以上は接近戦で撮影しており、カットは1つのアクションに対して複数入ってくる。したがって、、、そこそこ気持ち悪くなる。三半器官の弱い人は注意して。(^^) ミニDVカセットって手のひらにのるあれだからね、、、画面は砂嵐といったら言い過ぎだけども、はじめから終わりまでずっと荒い。したがって、、、かなり目が疲れる。Blu-rayで観たのだが、なんだかよく分からない気持ちになった。高ーいウィスキーでハイボールを飲みましたみたいな謎。美味しいんだけどなんか違うよな〜。美麗なBlu-rayには評論家の真魚さんの冷静な解説が付いている。真魚さんはあまりお勧めしないっていう感じのことを薄ーく仄めかしているのかな?面白いよね。忖度しまんせからっていう感じがいい。(^^) えっ、自分はハイボールとか言いながら、☆x5にしてるじゃないかって?まあ、好きなんだね〜、この辺の方々のこと。(^^)







☆夢の女たちと交信

大乱闘の後。ホテルの一室。部屋は真っ暗。電話の呼び出し音が遠くで。闇の向こうに、薄く開いた扉が幻想的に白い光を帯びている。電話で呼んでいるのは姉。自分はふらふらの混濁の中、寝ている恋人に呼びかける。ねえ。ねえ、死んだ妹が来てるんだよ、と。

夢の中に電話のコールが遠く響いていて、闇のなかで3人の女の間を漂い、愛を伝えるのだ。めちゃくちゃ美しいので、満点。(^^) 朝起きたら告るし。(爆)



☆ゴースト?

妹が使っていた部屋に姉がやってくる。画面を観ていた私は突然に左の壁を見ることになった。。。私の試聴室は60dBの遮音性能なので外の音は聴こえないし、装置も静粛性が高く、余計なノイズが出ないように気をつけている。そしてその時は1人で家にいた。。。ごそっ、ごそっという音が聞こえた気が。スクリーンでは姉が死んだ妹の話をしていた。すごく怖かったので、満点。(^^)


Blu-rayは2chステレオだが、よく音が空間に飛び散ってくる。
カラン

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