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戦争と平和のmhのレビュー・感想・評価

戦争と平和(1956年製作の映画)
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文芸大作。
オードリー・ヘップバーンが目立ちすぎて、ほかのひとが埋もれてるため、複雑な人間関係がつかみにくい。初々しい若いときも、人生経験重ねた終盤もベストコンディションのオードリー・ヘップバーンなのはしかたないけどどうなんだろうな。
結果、話もちょっとわかりにくい。
後年に作られるセルゲイ・ボンダルチュク版のほうがそのあたりをうまくやっている。
大作映画にはスペクタクルシーンを入れないといけないという不文律があった頃で、それに相当するシーンがいくつも見られるんだけど、セルゲイ・ボンダルチュク版がすべてにおいてスケールアップしたものなので、比べてしまうと分が悪い。
メガネのおっさんが主人公とか、窓辺の度胸試しとか、まったく同じで笑ってしまった。
終盤の戦争シーン(を、主人公が見て回る)とこは、こちらも大迫力だったんだけど、セルゲイ・ボンダルチュク版はこれよりももっとすごい
どっちも未見で、これからどっちも見ようと思っているひとは、先にこっち。次にセルゲイ・ボンダルチュク版がいいかと思う。そんなひとがいるかはしらんけど。
面白かった!
mh

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