原作は過去に2回通読していて思い入れがあるので、この映画も良い作品なのかどうかを客観的に評価することは難しいです。手際よく各エピソードを詰め込んでいますが、やはりドラマとしてはせわし過ぎで、噛みごたえがどうしてもないです。最後にナターシャとピエールがくっつくのも唐突に感じられます。
キャストでは、オードリー・ヘプバーンは適役かと思います。彼女が輝きすぎていて、アンドレイ(演じるのは当時の彼女の夫でであったメル・ファーラー)やニコライ、ソーニャといった重要人物がどうにも存在感が薄いのが残念。
BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。