TaroSonoda

未知との遭遇のTaroSonodaのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
4.0
後の様々な作品に多大な影響を与えたSF映画の名作。やっとの思いで鑑賞しました。
なんとあのフランス映画の巨匠フランソワ・トリュフォーがUFO学者として出演しています!

冒頭はいくつかのエピソードが並行して描かれていて群像劇的な感じですが、それがクライマックスに向かって一つに集約されていく脚本が見事です。

また序盤はポリティカルサスペンス風なタッチ、物語が進むにしたがって徐々にアクションが増え、終盤の“遭遇”シーンではSFXを派手に使った圧巻の映像となっており、隠・静から陽・動へと展開する演出は非常に効果的で美しいです。

ジョン・ウィリアムスの素敵な音楽もあいまってラストはホントに美しく感動しました。しかし、このラストの主人公の選択には賛否両論あり、後にスピルバーグ自身も否定しています。ですので、この作品は観る人の性格や、その時の環境によって印象が大きく違うと思います。

この作品のテーマでもありますが、“現実逃避”したいなぁって時にオススメの映画だと思います!
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