leyla

孤独な場所でのleylaのレビュー・感想・評価

孤独な場所で(1950年製作の映画)
4.0
ムダがない脚本と演出、ボガートの冷ややかで孤高な演技が効いていて、結末までハラハラするフィルムノワール。恋愛ものとしても秀逸。
情報を入れずに観るのがおすすめ。

殺人事件の疑いをかけられたディクソン(ボガート)と、彼のアリバイの証言をしてくれた隣人のローレル(グロリア・グレアム)は事件をきっかけに恋に落ちる。2人の恋の行方は…?!

後半の心理戦のたたみかけが巧みで引き込まれた。

一度疑いを持つと、人はドツボにハマってしまう怖さ。
疑いが晴れてももう元には戻れない、人の心の脆さを描いたラストは秀逸。
ヒッチコックの「断崖」を思い出しました。

ボガートは孤独が似合います。
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