げんきげんきばいばい

ゴーストワールドのげんきげんきばいばいのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.3
女子高生のあの鬱屈した感じ、人生を上からみてる感じ、自分の力量を過信している感じ、それがよく現れている。自分は必ず何者かになれるんだというあの頃の無意味な自信の愚かさをあらためて思い知らされる。チョイダサな女子高生たちのイケてない恋愛模様が、心を震わせる。意外と物語のキーになる、廃線になったバス停でバスを待ち続けるおじさんが印象的。これをみると変人だと馬鹿にしてきた(されている)人々の愛らしさや哀れさを本当に魅力的に描いてると感じられる。思春期の倦怠感を思い出したい方は是非。