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ゴーストワールドのlのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この映画を観たあとにまず思ったのは、「自分は大人になってしまったんだな」ってことだった。
10代とか20代前半に観てたら、モラトリアムの痛々しさに恥ずかしくなったり、悲しさも感じてたかも。

仲が良かった友だちとライフステージみたいなものが変わって取り残されたような気分になったり、(イーニドほどの尖った発言はしないけど、)自分がどうしていいかわからない時は本当に苦しいよね。何もかもがクソ!っていう気分もほんとうにわかる。

最後彼女はゴーストワールドに旅立ったのか、ゴーストワールドから旅立ったのか、それともどこかから夢だったのか、なんとなく数日考え続けると思う。

ここ以外のどこかに行きたいっていうのも、20代半ばまではずっとずっと思ってた。結局、どこにいったってクソな自分はそのままだって気づいてから大人になった気がする。それに気づく前に観てたら、また違う気持ちだったのかな。
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