このレビューはネタバレを含みます
普段洋画は字幕一択なのだけど、吹き替えで観たのもよかったかもしれない。林原めぐみ、本当にすごい。
OSのサマンサはこれ以上ないほど人間らしくてチャーミングで、恋に落ちるのも納得だった。感情の揺さぶりが恋愛だとしたら、間違いなく大恋愛だと思った。
とはいえ、うまくいく未来は見えないよね。身体を持つセオドア、持たないサマンサ。物質世界の愛は彼女には当てはまらない。そこは人間には測れないものだと思う。
でも彼女は最後まで誠実であろうとしたし(これこそが愛だと思う)、ラスト聞こえた息遣いにハッとした。