Ane

ゴーストワールドのAneのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

噛めば噛むほど味が出てくるような映画。
そして、全てのシーンがキュートだった💗間違いなくいい映画だったし、再上映で見れたことが本当に嬉しい。

何がしたいのかも分からないまま、段々何もかもが上手くいかなくなるイーニッドと、社会に折り合いをつけて、仕事を見つけ働くレベッカ。大学4回の12月まで就活してた私からすると、イーニッドのような時とレベッカのような時が交互に来てたからどちらの気持ちもよく分かる。最終的には、レベッカみたいに現実を見る選択をしたけど。あんなに色んなことを共有していた「友達」なのに段々距離が出来ていくのがリアルで、自分の世界観を持ったおじさんが気になりつつも、結局無理になってしまうのも幼さも見えてリアル。

最終的には来ないバスを待ってるお爺さんだけが頼りになってしまうけど、そのお爺さんも来ないはずのバスに乗っていなくなってしまう。(死んだ??)
イーニッドもそのバスに乗って旅に出た??けど、(お爺さんの時は死んだ?と思ったけど、イーニッドに関しては死んでないと思う、というかそう思いたい。)自分の世界を生きていて欲しい。
結末を描きすぎてないところもすごく好き。

この映画は、自分がちゃんと働いて何年かして観るとまた違った見方ができるのかも。その時が少し楽しみ。
Ane

Ane