えだまめ

ゴーストワールドのえだまめのレビュー・感想・評価

ゴーストワールド(2001年製作の映画)
4.4
オシャレ雰囲気ジュブナイル映画だと思って見てたら後半ぶん殴られた…

イーニドがクズすぎるだろ!って思って見てたのにドンドン逃げ場が無くなってどうしようもなくなる展開でなんともいえない苦しい感覚を味わった。
何者かになりたいのに何者にもなれない現実の辛さをこんなにも突きつけられる映画だと思わなかったのでそのギャップにズタズタにされてしまいました😢
(ポスターとタイトルを見た時点で女子2人が不思議な世界に迷い込んじゃうみたいなファンタジー映画だと思っていた)(つかこのポスターでスカヨハの出番こんな少ないとかおかしいだろ)

シーモアも人間としての魅力は描かれているのに一回イーニドが体を許したらめちゃくちゃゾッコンになるのもキモくて悲しかった、蛙化現象って言葉ができる前だよね!?それでもイーニドの絵を見てちゃんと今までのシーモアが肯定される描写があるのは良かったです…救い……

変化に耐えられない人間の行き着く先がゴーストワールドなんだなって思うとあのラストがすごく綺麗に感じました。すごい映画だ…
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