日下勉

あした来る人の日下勉のレビュー・感想・評価

あした来る人(1955年製作の映画)
3.0
ラストに山村聡のモノローグで、タイトルのあした来る人の意味が解るけど、どうも取って付けた感が否めない。
この映画では五人の男女のそれぞれの想いの行き違いから、傷ついたり別れたりするのだけど、一番質が悪いのは山村聡では無いのか。
川島雄三監督の作品は5本目だけど、これは少々いただけない。

付記、カジカの研究に没頭している三國連太郎は、後年のアクの強い役柄ではなく、この物語では一番素朴な好人物。一方三橋達也の登山家は、似合わない。
スピッツはとても可愛かった(^.^)
日下勉

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